2010年8月22日日曜日

帰国の日

帰国の日の朝。最近の日課で、やたら朝早く目が覚める。夜明け前だが、今日も天気が悪いようだ。本当はこの時期はもう少し晴れるようなのだが、異常気象らしい。朝焼けは見れなかったが、目の前を通過していく霧というか雲が幻想的だ。


朝食はプールサイドで。若干セレブ的な感じです。自分には似合わないが。

朝食後、ちょっとだけ敷地内を散歩。何か聞こえると思ったら、眼下の川ではラフティングを楽しんでいる。朝から皆元気である。

部屋に戻ると、奇跡的に一瞬の晴れ間が。これだよ、これ!っていう美しい景色が。プールサイドでこの景色を眺めているだけで幸せな時間が過ごせる。


今日は空港近くまで戻って帰国の準備をするだけなので、チェックアウトをぎりぎりまで遅くしてもらって、部屋でのんびり過ごす。一泊二日を最大限に生かす…本当はこういう場所は二、三日ゆっくり泊まるべきなんだろうけどね。部屋は広くて立派、何より開放感のある景色が極上であった。

車で一路空港近くの宿、アリッツへ。デイユースも格安だ。荷物を置いて、シャワーを浴びるくらいだけど、部屋を確保しておくとかなり気楽だ。

晩飯はおかゆのおいしそうな老大へ。行きがけ、そっちは何もないよ~みたいな感じで声をかけられる。確かに、観光客の行きそうなショッピングセンターとかとは真逆だ。でもまぁ、デューティーフリーとかあんまり興味ないしね。

メニューは日本語で安心。おかゆと炒め物を注文。相当うまい。日本でもこんな感じで気軽におかゆが食べられたらなぁ。そういえば、神田あたりでおかゆのファストフードみたいな店に行ったがいつの間にかなくなっていたのを思い出した。

帰りにスーパーに寄って適当に土産を調達してホテルへ戻る。しばし休憩してホテルの車で空港へ。関空経由で帰国の途に。慌しい日程をなんとか完走、よくがんばりました。

2010年8月21日土曜日

再びバリへ


バリ島へ戻る日。今日も朝早く起床。

宿の送迎でチェックイン開始時間というのに合わせて空港に向かう。しかし空港にはまだ誰も来ていなかった(職員すらいない)。小さな飛行機だし、なんとなくオーバーブッキングとかが怖いので早めにしたのだが、杞憂だったようだ。

さらば、コモド。なかなか旅を感じさせてくれる場所だったよ。

バリに着くと、チャーター車がお迎えに来た。ウブドのホテルに向かうだけだが、宿だけの送迎とあんまり値段が変わらないのでチャーターにしてみた。

まずはウブドまで一気に行き、景色の良いレストランでランチに。天気はあいにくだが、目の前に田んぼが広がり壮観。田んぼの景色が売りのレストランていう発想が日本にはないよな。


残りの時間でスーパーによってもらう。かなり大きなスーパー。日本の食材とかもある。ほんとに、バリって日本と外国の間みたいなところだなぁ。次に晩飯になるものを調達すべく、ウブド中心地のイブオカという店へ。中心地はすごい人と車。もっとのどかな田舎を想像してたが、正反対だ。活気があると家は聞こえは良いが、まぁ非常にご みごみしてて落ち着かない。お店ではガイドさんが手際よく買ってくれた。客は多いし、どう並んでるのかもわからないので、自分たちだけだったら買うのに相当手間取りそうだった。

いよいよホテルへ。本日の宿泊はプリ・ウランダリ。コテージタイプで景色がよく、お高すぎないところを選んだつもり。一応、眺めが良い部屋をリクエストしておいたが、どうだろうか。えらく立派なロビーで手続きを済ませた後、部屋へ。

門を入ると…おお!さすがにすごい。部屋は広いしきれいだし、目の前に広がるジャングルが迫力満点だ。崖にせり出すプールも最高!だけど、曇りだと肌寒いくらいでとてもプールに入る気にはならないな。ウエルカムドリンクをいただいて、しばし休息。

晩飯は、さっき買ってきた丸焼きを食べる。が、冷めると脂っこくておいしくない。テイクアウトは正解ではなかったかも。部屋にはポットがなかったので(バリはそれが普通なのか?)熱いお湯を頼むと、ちょっとしたお菓子も持ってきてくれた。しかしまぁ、お湯ぐらい頼まないで部屋で沸かせたほうがありがたいのだが。。。

そんなこんなで、旅の疲れをとるためひたすら部屋にこもりつつ、就寝。外はすごい雨が降っているようで、時折うるさい。

2010年8月20日金曜日

コモドツアー2日目


夜明けとともにおきる。こんなところでも疲れていれば眠れるもんだ。朝焼けを見ながら軽食。

早速コモド島へ向けて出発。30分ほどで到着。桟橋が壊れているとのことで、小船に乗り換えて上陸。とりあえず事務所のようなところまで行き、待機する。1時間コースからかなり長いコースまであるようだ。船の人が1時間って言ってたし、事前の調べでもリンチャ島に比べるとドラゴンも少ないとのことなので、短い1時間コースにする。

フランス人の夫婦?と一緒に4人で回ることになった。リンチャ島では我々だけだったので、ちょっと残念。夫のほうはフランス人らしくなにやら文句ばっかり言っている。リンチャに比べると若干殺風景で、動物も少ない気がする。道中で見られたドラゴンは一匹だけであった。リンチャでは色々見られたので、ちょっと期待はずれだった。もっと長い距離のコースのが良いのかどうかは不明であるが、恐らくそうなのであろう。時間に余裕のありそうな欧米人は半日コースとかを選んでいたようだった。ちなみに、ガイドしてくれたレンジャーもリンチャのほうが色々教えてくれて丁寧でよかったなぁ。コモドのほうは事務的でフレンドリーではなかった。



コースから戻ってくると建物の近くにたくさんのドラゴンが!見られないことがないように、餌付けでもしてるのかな。しばし写真を撮る。コモド島はリンチャに比べて施設は立派だ。建設中のものも見られた。アクセスが悪いのにこちらにそんなに投資するのはなんでだろう。ちなみに、こっちはジュースが有料だった(のでいただかなかった)。

2時間ほど滞在した後、ピンクビーチへ出発。30分ほどでピンクビーチに到着。天気がいまいちで、風もある。水に入るのは勇気がいる。が、意を決して岸に向かう。50メートルはあるであろうか、遠く感じる。



ピンクビーチ上陸。遠くからでは良くわからなかったが、近くで見るとすごい!赤い粒が満遍なく混
じっていてとてもきれい。手に取ったりするとその赤さが際立つ。感動だ。この日は風が強く波が高かったせいか、海の透明度はいまいちだったかな。でもピンクビーチには本当に大満足!ついつい長居してしまった。

船に戻ってから昼食をとり、カナワ島へ出発。

この後が大変だった。波がどんどん高くなり、船は傾き・・・それこそ45度くらい傾いているんじゃないかと。船酔いする余裕もなかった。あまりのゆれにコップとか食器まで割れる始末。慣れてるだろうから大丈夫と思いつつも、結構怖かった。(実際かなり危険だったのではなかろうか。)

1時間弱大きく揺られた後、ようやく落ち着いてきた。同じ海でもちょっと場所が違うだけでこんなに波が違うのか。きれいな島も増えてきて、写真を撮る余裕も出てきた。

程なくして、カナワ島に到着。きれいな海!こちらは先ほどまでが嘘のように波もなく穏やか。しばし優雅な時を過ごす。本当に何もない、素朴な島だ。青い海と鹿という、貴重な画も見られた。すばらしい場所だ。ちなみに、遠浅で海草が多く、しかも干潮だったせいか、シュノーケリングはあまりできなかった。シュノーケリングをするなら船から直接海に入るか、桟橋の先から入るほうがよさそうだ。




後は一路ラブハンバジョーの街に戻るだけ。だいぶ日も傾いてきた。一時間半ほどで港に到着。2日間お世話になりました。

さて、今夜の宿はどうするか。目星はつけておいたものの、予約は取っていない。とりあえず直撃するしか…と思っていたら、あのガイドと再会。なんと、今夜はちょうどツアーの船が着いたところで近くの宿には空きがないとか。。。先に予約しておくべきだった。まあせっかくだからこのガイドに頼らない訳にはいかないってことで、おとといと待ったプリサリホテルにあたってもらった。なんと一室のみ空きが。助かった。

街で夕食を食べた後に迎えに来てもらうように手配した。さすがにもうあの距離は歩けない。ガイドよ、何から何までありがとう。

夕食はガイドブックにもある眺めのよさそうなところへ。まぁ建物がボロいのはいいんだが、虫がすごかった。これは勘弁してほしい。照明の調整で事なきを得た。店の人は慣れたもんだろう。味は無難だった。高くても一昨日の店のが良かったかな。


ホテルの送迎で宿へ。迎えがなかなか来ないというトラブルがあったが、運転手はちゃんと謝ってくれたのでよし。やっぱりこの国の人は割と律儀だね。

2010年8月19日木曜日

ドラゴンに遭遇


朝早く起床。まだ薄暗い。今日も長い一日になりそうだ。

迎えの車で港へ。車でもそれなりに時間がかかる。やっぱり歩く距離じゃない。

漁船のようなぼろ目の船に乗り込む。これで2日過ごすのか。どうなることやら。いざ出航!曇り気味だが、朝の風が心地よい。海は凪で、順調なスタートだ。早速朝ごはん代わりのパンと紅茶が。なかなかの美味。港から離れるにつれて、徐々に晴れ間が出てきた。そして海の色も光り輝くきれいなブルーに。すばらしい船旅になってきた!


出航してから2時間あまり。入り江の奥に数隻の船が集まるところが。リンチャ等に到着だ。果たしてトカゲはいるのか。上陸すると簡単なゲートが。なんといきなりトカゲが一匹!だが向こうにもいるからと促され、そこから係員らしき人にに連れられ歩くこと10分ほどで、事務所に到着。簡単な手続きをしたら2時間コースにいざ出発!ここからはレンジャーが案内してくれる。事務所近くには結構多くの高床の建物が多くあるが、なんとトカゲの群れが!涼しいから集まってくると言っていたが、餌付けでもしてるのかな。

事務所近くを出発してトレッキングコースにでると、すぐに子供のトカゲを発見。これは非常にラッキーとのこと! さらに進むと草陰にトカゲがいたり、トカゲの巣である穴があったり、さらにはバッファローも見れたり、充実のトレッキングである。やがて森を抜け視界が開ける。遠くにはきれいな海が望め、景色も美しい。歩くだけでも楽しい。




戻ったら舌が真っ赤になるファンタでのどを潤す。なぜか無料。暑くてバテそうになるが、ここは1時間コースではなく断然2時間コースがお勧めです。

お昼ごろにリンチャ島を出発。少し風が出てきたかな。20分ほどしたところで、小さなビーチのあたりで止まる。ここでランチ!どんなものが食べられるのかと思いきや、意外にも美味!船の上でこれなら十分だ。

たらふく食べたら、ここのビーチでシュノーケリング!ちょっと風が強くて不安だが、水はきれいでサンゴも生き生きしてる。幸せなひととき。



 
ここからは一気にコモド島へ。1時間半ほどでコモド島の周辺に到着。今夜はこの海の上で一泊することになる。晩飯までは夕日を眺めてすごす。日が暮れるとフライングフォックスが見れるとのこと。徐々に鳥が飛び始めるが、暗くてあんまり良く見えなかった。もちろん写真にも納まらず。


そうこうしているうちに良いにおいがしてくる。晩飯はまた結構な豪華な感じ。船の上でよくこれだけのものが作れるものだと感心する。

晩御飯を食べたらまたしばらく夜風に当たる。夜になるとかなり涼しい。風も結構あるので肌寒いくらいかも。しばらくすると、とばりをおろしてくれた。早いけど、そろそろ寝る準備かな。おきててもやることないしね。寝床は簡単なマットと毛布。寒くもないし、マットのおかげで硬くもないのだけど、いかんせん清潔感が。。。それでも疲れていたせいか、枕のところにタオルを敷いてすぐに寝られたが。。。アウトドア用シーツをもってくるべきであった。そこまでは気が回らなかったなぁ。

2010年8月18日水曜日

コモドの海へ

早朝にホテルの送迎で空港に。いよいよコモド行きだ。ここからは宿やツアーも予約していない。なにより事前の情報が非常に限られていたことが問題だ。果たして思ったとおりに事が進むのだろうか…。

眼下に島々を望みながら、フローレス島へ飛ぶ。エメラルドグリーンの海が期待を高める。でも無事にそこまでたどり着けるのか??

フローレス島ラブハンバジョーの空港に到着。さすがに日本人はいない。というか白人ばかりで、アジア系の観光客もいないようだ。ほかの観光客たちはおそらく宿の迎えであろう車に乗っていくが、自分には手段がない。とりあえず、通りまで出て何かを捕まえるかと思ったが、自称ガイドの兄ちゃんが街まで乗っけてくれるという。特に高くもないし、時間ももったいないのでこれで行くことにする。

程なくしてメインストリートに到着。観光案内所まで連れて行ってもらおうと思ったのだが、自分のところで手配しても同じだというので、とりあえず話を聞く。

2泊3日のチャーターだとかなり割高ということなので、早速今日から出発してリンチャ島とシュノーケリング、コモド島まで行って船で一泊、翌日コモド島とピンクビーチに寄ってカナワ島まで行ってもらう1泊2日のツアーを希望した。

しかしなかなか船が見つからない。泊まりでいける船は出払ってしまっていて、日帰り用しかない。かなりの時間、ガイドの兄ちゃんにはがんばってもらったが、結局見つからず。しかし明日出発なら一隻何とかなるとのこと!そこで、今日から船に乗ってカナワ島に渡りシュノーケリングして島で1泊。翌日、カナワ島から出発してリンチャ島に渡ってオオトカゲを見学。シュノーケリングしながらコモド島へ。船で1泊して翌朝コモド島でオオトカゲを見学。ピンクビーチに寄ってシュノーケリング、さらにほかの場所でもシュノーケリングをしてフローレス島に戻る、というツアーを考えた。
まずはカナワ島の宿が空いているか確認する。しかし…満室。ついでに同じく歩き方に載ってる別の島の宿も確認するも満室。意外とコモド人気なんだな…ショック。

結局、今日はフローレス島の宿に泊まることにし、明日の朝フローレス島出発の1泊2日のツアーにした。今日もせっかくなので午後に近くの島までの日帰りシュノーケリングツアーに行くことにした。

フローレス島の宿もかなり混雑していた。港から近いよさそうな宿は軒並み満室。結局、港から離れたちょっと立派なプリサリビーチホテルに泊まることにした。車で悪路を行くこと10分くらいで到着した。すぐにシュノーケリングに出かけるため、とりあえず荷物を置いて着替えのみをする。着替えたら同じ車で再び港まで。

空港についてからここまでで3時間くらいかかってるだろうが、すべて兄ちゃんががんばってくれた。見た目はチャラそうだが、まじめな青年だ。というか、インドネシア全体が結構まじめな人ばかりだな、という印象だ。

チャーターした船でエンジェル島へ。ガイドが言うにはカナワより海は良いそうだ。2~30分ほどで到着。すばらしい青い海!しばらくのんびり時を過ごす。ちなみに同じ島の反対側はリゾートホテルになっていると思われ、そちらには入れないようになっている。

魚や珊瑚は決して多くはないが生き生きとしており、非常にきれいな海だ。泳ぐ技術がないのであまり遠くまでは行かなかったが、行けばきっとさらにすばらしい世界が広がっていることだろう。







フローレス島に戻って、夕食を食べる。考えてみればろくにランチもしていなかった。メインストリートに面した崖の上のちょっとしゃれた店に入る。料理がくるまでにかなり時間がかかり、そのうちに日が沈んだ。やっと運ばれてきた料理は、かなり美味だったのでまぁ満足。

さて、ここからどうやって宿に戻るべきか。乗り合いタクシーみたいなのは走っているのだが、いったいどれに乗るべきかまったくわからない。確かどこかのサイトには宿から街まで徒歩15分とか書いてあったような…さすがに車でもそれなりにかかったから15分じゃ着かないだろうが、30分もあれば…と思い、歩き始める。少し進むとかなり暗くなる。道が二手に分かれ、道なりに左に行くが…海から離れてる。これはおかしい、ということで人に聞いたら右に行くのが正しいらしい。危なかった。さらに進むと、いよいよ真っ暗になってしまった。あいにくライトも持っておらず、さすがにやばい雰囲気だ。わずかな月明かりと、カメラのフラッシュを頼りに歩く。歩けど歩けど着かない。ホテルが見えて一瞬喜ぶも別のホテル。。。歩くこと1時間、やっと着いた。泣けた。この距離を歩くのはアホだった。しかも街灯もない真っ暗な中。危なかったと思う。

ホテルに戻ってやっと休息。部屋が変わっていた。どうやら昼のは着替え用の仮の部屋だったらしい。部屋は広くてきれいだ。ただ、それなりに立派そうなホテルなのに、ポットはおろか冷蔵庫もない。さすがに暑いところだし冷蔵庫くらいあっても良いと思うのだが。ちなみにこのホテル、日本人経営とのこと。そしたらそのくらい気を利かせてくれても…ね。

いや~今日は長い一日だった。明日も早いし早く寝よう。

2010年8月17日火曜日

バリ半日観光


朝一の飛行機でデンパサールへ飛ぶ。飛行機からはバリ島が見えるが、雲の上にぽこぽこ山が顔を出している。本当に起伏の激しい島なんだな。火口湖らしきものも見え、ちょっと神々しい。今まであまりバリ島に興味を引かれたことはなかったが、確かにパワースポットとか、特別な存在として見られるのもわかる気がした。

デンパサール空港では宿の送迎をお願いしていたが、なかなか来ない。連絡するとどうやら時間を間違って伝わっていたようで、すぐ来てくれた。日本語OKの宿だったので、こういうときは特にありがたい。

今日の宿はアリッツ。明日の朝が早いので、空港から近い宿を探していて見つけた。普通に日本語が通じるのがすごい。メールの日本語も完璧だった。値段が安いので、早朝出発用の仮の宿という感じだったが、想像よりはかなり立派だった。メインの建物はしっかりしているし、一棟独立の部屋も十分に広い。水周りがしっかりしているのが嬉しいポイント。お湯は出にくいがしっかり調整すれば湯船につかることも可能。これは有難い!

今日の午後はバリ島半日観光にした。昼過ぎに出発して、棚田のきれいなところでランチ、湖に浮かぶ寺院、タマンアユン、タナロットで夕日、というプラン。バリは車チャーターが非常に安くて、旅行がしやすいね。しかも日本語。これといった目玉がなくても日本人がたくさんバリに押し寄せるのもわかる。それでも全盛期に比べるとかなり減ってるんだとか。

きれいな田園風景の中を走ってゆく。平地は晴れていたのだけど、山を登るに連れてどんどん雲行きが怪しくなってきた。30分や1時間走っただけでこんなに違うのか。

まずはランチ。バリといえば棚田だ。非常に見晴らしのいい席で食事を取る。本来特に見せ物でもない普通の棚田なのだろうが、それがまた自然で良いのだろう。


次は湖に浮かぶ寺院。ランチのところからさらに山道を登っていく。山深く入っていったところに大きな湖があった。


タマンアユン寺院へ。ひたすら山を下っていく。下っていくと徐々に空が明るくなっていく。晴れとはいえないが、雨の心配はなさそうだ。 美しい、と名がつくだけあって、建物も庭もきれいに整っている。境内に入れないのは残念だが、塀越しに見るのも悪くない。時間も遅く、どんより曇っているので暗い感じの雰囲気だが、明るい時間に来ればもっと美しいはず。


タマンアユンを後にして、タナロット寺院へ。だいぶ時間が押しているが、夕日に間に合うのだろうか。曇り空だが西のほうは雲が切れており、夕日の期待は持てそう。何とか間に合うのを願う。しかし人気スポット、やっぱり渋滞にはまってしまう。ガイドブックにあるとおり、早めに着くべきだ。
何とか日没には間に合う時間に到着。どの辺からサンセットを見るのが良いのかわからず、時間もないので、人の多く集まっているあたりに陣取って夕日を眺める。


 
夕日は普通といえば普通だ。波が高いなぁって言う印象。この後あたりをちょっと散策して思ったのだが、寺院と夕日を同じ方向に眺められる場所を探すべきだったと思う。そうでないと、単なるサンセットになってしまう。ちょうどよさそうなのが崖の上辺りだが、地図で見ると食堂が並ぶ辺りのよう。やはり夕食を食べながらタナロットの夕陽を眺める、というのが王道コースなのだろうか。

渋滞の中、タナロットを後にしてホテルへ戻る。明日はまた朝早い飛行機でフローレス島へ飛ばなくてはならない。準備して早く寝よう。

2010年8月16日月曜日

ボロブドゥール→ジョグジャ


サンライズツアーの日。朝4時にマノハラホテルに向かう。まだ完全に真っ暗だ。マノハラホテルに着くとすでにロビーには多くの観光客が。ここから暗い中を歩いて寺院まで向かう。懐中電灯は渡してくれる。

寺院は登る階段の部分以外ライトアップされておらず残念。うまくライトアップしたらきれいだろうに。この日はサンライズといっても天気には期待できなかったので、せめてライトアップを間近に見れるとかあれば嬉しかったのだが。

頂上付近まで登って日の出を待つ。やがて白々と夜が明けてくるがやはり一面曇り空だ。遠くには朝もやが広がって、朝の静けさとともに厳かな雰囲気を醸し出すが、やはり朝日を浴びた姿を見たかったなぁ。


宿に戻って朝食を食べる。プールサイドで優雅に食事させてもらった。(なんか色々行き違いがあったようで、自分のプランでこの豪華な食事でよかったのかは不明だが。)今日はジョグジャの街に戻って明日の早朝の出発に備えるだけなので、せっかくの高級ホテルに チェックアウトぎりぎりまでいることにする。

部屋でまったりしていると、時折陽がさすようになってきた。もしかしたらこれはチャンスかもしれない。ちょっとでも日のあたった寺院が見れるかも…というわけで再チャレンジ。ちょっとだけだけど、見ることができました。でもこの後、雨に降られて大きな木の下で雨宿りをすることに。晴れ間は短い間だった。





 
宿に戻って、手配してもらった車に乗る。ホテルで手配すると高いかな、と思ったが2000円くらいのいわゆる公定料金で済んだ。ジョグジャ市内に入って、運ちゃんがホテルの入り口を見つけられずに同じところをぐるぐる回るということがあったものの、無事に到着。

本日の宿はホテルイビス。繁華街のど真ん中の便利な場所にあるホテルだ。値段も良心的。部屋は狭いとは聞いていたが、まったくもって問題ない広さ、しかもいかにも清潔そうに整っている。ポットまであり文句なしだ。

少し休憩した後、両替と夕食に街に繰り出す。さすがに繁華街で人が多い。時間が遅めだったのでお目当ての両替屋が開いておらず、レストランを探しがてら両替屋も探す。細い怪しい道を西洋人についていきながら歩いていると開いてる両替屋を発見し、無事完了。夕食は、歩き方に載ってるちょっとオシャレっぽい?店にする。夕食は魚。魚うまし!辛いソースが刺激的だった。

2010年8月15日日曜日

プランバナン→ボロブドゥール

朝からプランバナン観光。朝日の時間がきれいらしいということで、早起きを試みたがちょっと遅くなってしまった。6時から開門してるのだが、ホテルを出たのがすでに6時過ぎで、日もすっかり昇ってしまった。

プランバナンの敷地はホテルのすぐ隣なのだが、入り口がまったく逆側にしかなく、かなりの距離を歩かされることになった。30分は歩いただろうか、やっと入り口を発見。ほんとにホテルから反対側だった。

本当は歩き方にも書いてあった丘までの送迎もつけたかったが、早朝にあるわけもなく、時間が合わずに断念。プランバナンだけにする。

思ったよりも大きく、なかなかの雰囲気の遺跡群。早朝の静寂の中荘厳な遺跡を堪能…とおもいきや、なぜか地元の子供たちがたむろしてる。いったいどれだけ早起きなんだか。しばらくすると子供たちも帰ってゆき、観光客がぽつぽつといるだけになった。




さらに奥まで進んで、2つの遺跡を訪ねる。こちらは崩れたまま放置されている部分が多くて残念。修復してほしいなぁと思うが、生半可ではないだろう。何せ同じような石ばかりで、無限にピースのあるジグソーパズルのようなものだから。

あっという間に23時間が経過、気温はそれほど暑くはないものの日差しが強くて体力が奪われ
る。また歩いてホテルまで戻るのはうんざりだが、仕方ない。しつこいが、入り口が反対側でなければ5分で戻れるのに…。帰りは車用の出口みたいなところから出て、少しショートカットできた。
ホテルに戻ったのは結構いい時間で、朝食の時間は過ぎていた。支度して、ランチをとることにする。
レストランはずいぶん立派だ。プランバナンも望める。しかしメインストリートから外れたこの場所で、こんなに広くて客が埋まることがあるのだろうか。インドネシアの初の食事ということで、ありきたりなものを食す。

昼からはボロブドゥールに向かうため、タクシーを手配してもらった。ジョグジャカルタのバスターミナルからバスも出てるらしいが、おそらく色々含めると時間が倍じゃすまないだろう。ランチを終えるとすでにタクシーは来ていた。結構待っていてくれたようだ。ボロブドゥールまでは2500円くらい、1時間以上かかることを考えると適正料金だろう。メーターで行けばもう少し安いはずだが、市内以外は場所によって料金があらかじめ決まっているらしい。

しばらく市街地を走り、田舎道に入ってゆく。宿や食堂が並ぶ通りを抜けて行き着いたかと思うが目的地はまだ先のようだ。ようやく正門が見えて目的地に到着。今夜の宿はボロブドゥールの正門から程近いサラスワティだ。

本当なら敷地内にあるマノハラホテルに泊まりたかったが、さすがに夏真っ盛り、予約で埋まっており、近くで唯一まともなホテルと思われるここにした。高い部屋しか空いておらず、完全に予算オーバーではあったが、たまには贅沢も良いだろう。

しかし部屋はすばらしかった。想像以上で、完全に高級ホテルである。広いだけでなく、家具類も高級と思われるもので揃えており、天井が異常に高い。ロビーも高級感あふれるつくりになっており、大きなプールもある。接客は人によってばらつきがあるものの、値段以上に満足のいくホテルだ。ヤモリ多し。

さて、天気はかなり怪しいが、早速ボロブドゥールに向かう。遅い時間なので、入場料を払うのがもったいない。こういうとき、遺跡出入り自由のマノハラホテルはいいなぁっておもう。寺院は丘の上に立っている。もともと大きいが、そのせいでかなり大きく見える。階段を上って一気に頂上まで行く。すばらしい眺め。本当に森と山の中である。時を忘れる景色がここにはあった。壁一面には絵が彫られているが、柔和な表情が多いように感じた。

いったんホテルに戻り、夕食に出かける。ホテル周辺を散策するも、めぼしいレストランや食堂が見つからない。スーパーは発見したので、飲み物等だけ調達しておく。夕食は、意外とリーズナブルと聞いていたマノハラホテルのレストランにした。3品頼んだらなかなか豪華な食事になった。味も満足。マノハラホテル、いいっすね。

2010年8月14日土曜日

ジョグジャへ

羽田からスターフライヤーで関空へ。関空からはガルーダでデンパサールへ飛ぶ。この方が成田からより安かった。

デンパサールまでは7時間程度と、お手軽な空の旅。機内食もサービスもなかなかまとも。ガルーダだと、インドネシア入国手続きが機内でできる。これは便利っすね!

デンパサールに到着し、続々とバリの町へと消えていく日本人を尻目にさらに乗り継ぎ。ジョグジャカルタへ。こっちの便は日本人はぜんぜん乗ってない。

ジョグジャの空港から宿まではタクシーで。距離により料金が決まっているので安心。今夜の宿はプランバナン寺院の近くのポエリデハタというホテル。寺院からの近さで選んだ。門構えは立派である。フロント、レストランのある棟は非常に立派なつくり、部屋はコテージだが、それなり。リゾート「風」だ。

もうすっかり夜だが、せっかくなのでちょっとだけ真っ暗な中少し歩いてみる。ラーマヤナ舞踊とやらをやっているとのことで近くに行くと音だけ聞こえるが、途中から見るのも何だし疲れもあるので、中には入らない。少し奥まで進んでみると、ライトアップされた寺院を見ることができた。
ホテルに戻る。部屋は清潔感等はまったく問題なし。。ただ、お湯が思ったように出ない。せっかくバスタブがあるのに…何とか温かいシャワーが浴びられたから良しとしよう。時間も遅いので、日本から持ってきたものを軽く食べ、就寝。


なぜかこの夜は夜通し外で騒いでいるのが聞こえてきた。花火だか爆竹だか、何をやっているのだろうか。