朝一の飛行機でデンパサールへ飛ぶ。飛行機からはバリ島が見えるが、雲の上にぽこぽこ山が顔を出している。本当に起伏の激しい島なんだな。火口湖らしきものも見え、ちょっと神々しい。今まであまりバリ島に興味を引かれたことはなかったが、確かにパワースポットとか、特別な存在として見られるのもわかる気がした。
デンパサール空港では宿の送迎をお願いしていたが、なかなか来ない。連絡するとどうやら時間を間違って伝わっていたようで、すぐ来てくれた。日本語OKの宿だったので、こういうときは特にありがたい。
今日の宿はアリッツ。明日の朝が早いので、空港から近い宿を探していて見つけた。普通に日本語が通じるのがすごい。メールの日本語も完璧だった。値段が安いので、早朝出発用の仮の宿という感じだったが、想像よりはかなり立派だった。メインの建物はしっかりしているし、一棟独立の部屋も十分に広い。水周りがしっかりしているのが嬉しいポイント。お湯は出にくいがしっかり調整すれば湯船につかることも可能。これは有難い!
今日の午後はバリ島半日観光にした。昼過ぎに出発して、棚田のきれいなところでランチ、湖に浮かぶ寺院、タマンアユン、タナロットで夕日、というプラン。バリは車チャーターが非常に安くて、旅行がしやすいね。しかも日本語。これといった目玉がなくても日本人がたくさんバリに押し寄せるのもわかる。それでも全盛期に比べるとかなり減ってるんだとか。
きれいな田園風景の中を走ってゆく。平地は晴れていたのだけど、山を登るに連れてどんどん雲行きが怪しくなってきた。30分や1時間走っただけでこんなに違うのか。
タマンアユン寺院へ。ひたすら山を下っていく。下っていくと徐々に空が明るくなっていく。晴れとはいえないが、雨の心配はなさそうだ。 美しい、と名がつくだけあって、建物も庭もきれいに整っている。境内に入れないのは残念だが、塀越しに見るのも悪くない。時間も遅く、どんより曇っているので暗い感じの雰囲気だが、明るい時間に来ればもっと美しいはず。
タマンアユンを後にして、タナロット寺院へ。だいぶ時間が押しているが、夕日に間に合うのだろうか。曇り空だが西のほうは雲が切れており、夕日の期待は持てそう。何とか間に合うのを願う。しかし人気スポット、やっぱり渋滞にはまってしまう。ガイドブックにあるとおり、早めに着くべきだ。
何とか日没には間に合う時間に到着。どの辺からサンセットを見るのが良いのかわからず、時間もないので、人の多く集まっているあたりに陣取って夕日を眺める。
夕日は普通といえば普通だ。波が高いなぁって言う印象。この後あたりをちょっと散策して思ったのだが、寺院と夕日を同じ方向に眺められる場所を探すべきだったと思う。そうでないと、単なるサンセットになってしまう。ちょうどよさそうなのが崖の上辺りだが、地図で見ると食堂が並ぶ辺りのよう。やはり夕食を食べながらタナロットの夕陽を眺める、というのが王道コースなのだろうか。
渋滞の中、タナロットを後にしてホテルへ戻る。明日はまた朝早い飛行機でフローレス島へ飛ばなくてはならない。準備して早く寝よう。