2010年8月15日日曜日

プランバナン→ボロブドゥール

朝からプランバナン観光。朝日の時間がきれいらしいということで、早起きを試みたがちょっと遅くなってしまった。6時から開門してるのだが、ホテルを出たのがすでに6時過ぎで、日もすっかり昇ってしまった。

プランバナンの敷地はホテルのすぐ隣なのだが、入り口がまったく逆側にしかなく、かなりの距離を歩かされることになった。30分は歩いただろうか、やっと入り口を発見。ほんとにホテルから反対側だった。

本当は歩き方にも書いてあった丘までの送迎もつけたかったが、早朝にあるわけもなく、時間が合わずに断念。プランバナンだけにする。

思ったよりも大きく、なかなかの雰囲気の遺跡群。早朝の静寂の中荘厳な遺跡を堪能…とおもいきや、なぜか地元の子供たちがたむろしてる。いったいどれだけ早起きなんだか。しばらくすると子供たちも帰ってゆき、観光客がぽつぽつといるだけになった。




さらに奥まで進んで、2つの遺跡を訪ねる。こちらは崩れたまま放置されている部分が多くて残念。修復してほしいなぁと思うが、生半可ではないだろう。何せ同じような石ばかりで、無限にピースのあるジグソーパズルのようなものだから。

あっという間に23時間が経過、気温はそれほど暑くはないものの日差しが強くて体力が奪われ
る。また歩いてホテルまで戻るのはうんざりだが、仕方ない。しつこいが、入り口が反対側でなければ5分で戻れるのに…。帰りは車用の出口みたいなところから出て、少しショートカットできた。
ホテルに戻ったのは結構いい時間で、朝食の時間は過ぎていた。支度して、ランチをとることにする。
レストランはずいぶん立派だ。プランバナンも望める。しかしメインストリートから外れたこの場所で、こんなに広くて客が埋まることがあるのだろうか。インドネシアの初の食事ということで、ありきたりなものを食す。

昼からはボロブドゥールに向かうため、タクシーを手配してもらった。ジョグジャカルタのバスターミナルからバスも出てるらしいが、おそらく色々含めると時間が倍じゃすまないだろう。ランチを終えるとすでにタクシーは来ていた。結構待っていてくれたようだ。ボロブドゥールまでは2500円くらい、1時間以上かかることを考えると適正料金だろう。メーターで行けばもう少し安いはずだが、市内以外は場所によって料金があらかじめ決まっているらしい。

しばらく市街地を走り、田舎道に入ってゆく。宿や食堂が並ぶ通りを抜けて行き着いたかと思うが目的地はまだ先のようだ。ようやく正門が見えて目的地に到着。今夜の宿はボロブドゥールの正門から程近いサラスワティだ。

本当なら敷地内にあるマノハラホテルに泊まりたかったが、さすがに夏真っ盛り、予約で埋まっており、近くで唯一まともなホテルと思われるここにした。高い部屋しか空いておらず、完全に予算オーバーではあったが、たまには贅沢も良いだろう。

しかし部屋はすばらしかった。想像以上で、完全に高級ホテルである。広いだけでなく、家具類も高級と思われるもので揃えており、天井が異常に高い。ロビーも高級感あふれるつくりになっており、大きなプールもある。接客は人によってばらつきがあるものの、値段以上に満足のいくホテルだ。ヤモリ多し。

さて、天気はかなり怪しいが、早速ボロブドゥールに向かう。遅い時間なので、入場料を払うのがもったいない。こういうとき、遺跡出入り自由のマノハラホテルはいいなぁっておもう。寺院は丘の上に立っている。もともと大きいが、そのせいでかなり大きく見える。階段を上って一気に頂上まで行く。すばらしい眺め。本当に森と山の中である。時を忘れる景色がここにはあった。壁一面には絵が彫られているが、柔和な表情が多いように感じた。

いったんホテルに戻り、夕食に出かける。ホテル周辺を散策するも、めぼしいレストランや食堂が見つからない。スーパーは発見したので、飲み物等だけ調達しておく。夕食は、意外とリーズナブルと聞いていたマノハラホテルのレストランにした。3品頼んだらなかなか豪華な食事になった。味も満足。マノハラホテル、いいっすね。